こんにちは。僕はムーミン谷の投資家スナフキン。
[この記事のポイント]
エネルギーセクターのツルハシとシャベル株：ハリバートン（ティッカー：HAL）のすごさが分かるよ。
3分で読めるよ～。
今日は景気後退時に強いエネルギー株の中で今年2022年に入って80％も株価が上昇した銘柄をご紹介。
ロシア問題で今年は石油が1バレル100ドルを超えて急騰。その結果エネルギーセクターは急騰している背景もあるし。
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まず第一に、短期的な見通しは素晴らしい。
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そんなエネルギーセクターの中で紹介するのはハリバートン（ティッカー：HAL）だ。
全然聞いたことないと思う。実は私も今回調べて見つけた企業。
ハリバートン（ティッカー：HAL）ってどんな企業？
ハリバートンは石油・天然ガスの探鉱、開発、生産関連サービスと製品を提供。
米国内外の石油、天然ガス会社を顧客に持っているよ。
そう、いわゆる採掘業者ではなくて、採掘のためのサービス提供会社。
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僕の大好きな「ツルハシとシャベル企業」だ。
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- 油田・ガス田と油層・ガス層のモデリング
- 掘削とその評価・分析
- 油層・ガス層分析と生産最適化用ソフトウエア
- プロジェクトマネジメント
このような採掘に関わるサービスをTotalで提供している。
ちなみに、ツルハシとシャベルっていうのは、投資の天才ピーター・リンチって人が提唱している戦略でね。
その昔アメリカで金の鉱山が見つかった時に一攫千金を求めて全米から男が集まったって話あるじゃない。
その時一番儲けたのは、金を掘り当てた男たちではなく、鉱山の近くでツルハシとシャベルを売っていた会社だった、という話から来ているよ。
株価推移
まずは5年間の推移をS＆P500連動ETFのVOOとの比較だよ。
うん、全く冴えないね。。。
じゃあ、2021年4月からの直近1年間ではどうかな？
おっと・・・これは素晴らしいね・・・！
4/18週から大幅に下げているけど、それでも88％の上昇率。
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つぎにエネルギーセクターETFのVDEと比較してみよう。
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セクターETFと比較してもかなりのオーバーパフォームであることがわかる。
次に業績などのファンダメンタル分析とグローバルマクロ観点を絡めて見ていこう。
売上高
あまり冴えないね。
利益率も9.5％とまぁ並みのレベルだ。
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ただ、この企業は石油の掘削に関するサポート企業。
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この掘削機を”リグ”というのだけど、
このリグの稼働数を示したグラフがこちら。
紫が世界のTotal、オレンジが米国。
このように、掘削機の数が上昇基調になっていることが分かる。
つまり、少なくともハリバートン（ティッカー：HAL）の業績は2018～2019年の水準まで戻す可能性が結構高い。
EPS（一株当たりの利益）
一見、さえないけれど、ポイントは一度落としている利益を2020年→2021年で回復させてきていること。
株主還元性（自社株買い状況）
業績が最高の良かった2013年の翌年に自社株買いを行って流通量を減らした後は、自社株買いはほぼ行っておらず、むしろ発行株数増やしてる。
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体質としては株主還元性は良いと思われるので、この点は業績回復以降の自社株買いに期待。
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CF（キャッシュフロー）
手許現金が潤沢かどうかはその企業の体力であるキャッシュフローを見てみよう。
営業CFは少し落としているが、投資は増加傾向で継続して行われていることが分かる。
今後の見通し
株価を見てわかるように、ハリバートンは2022年に入って好調。
最近の第1四半期の決算発表では、
- 国際的な活動は第2四半期に勢いを増す
- 下半期にはさらに加速する
- 2022年の顧客支出の成長予測を25％から引き上げて、35％以上の増加予測
このように予測を語っている。
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ハリバートンの売上高って、過去10年間の売上高をまだ下回ってるんだよね。
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そんな中で原油の供給問題の後押しによる回復基調は、数年先まで業績が伸びていく可能性を示していると思う。
あと、これも決算で話されたようだけど、掘削するための「水圧破砕」の機械が北米で売り切れてるんだそうだ。
完全に需要が供給を上回っているということ。
この傾向が続けば、ハリバートンが2022年後半から2023年にかけて、掘削サービスの価格を高く設定でき、より業績を高める可能性がある。
注意点としては、ハリバートンは石油・天然ガスの探鉱、開発、生産関連サービスと製品を提供する企業なので、クリーンエネルギーへの転換には対応できない。
その動向はよく見た方がいいのと、エネルギー株の上昇もいつまでも続くわけじゃない点も頭に入れておいてね！
今日の写真
富士山頂上付近からの朝日。
雲海と上に太陽が上がってとても幻想的だったよ。
一度は昇ってみることをおススメ！
それでは良い投資を！
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