【初心者向け】騰落レシオとは？市場の底値や天井を見極めるプロの活用法

「騰落レシオって何？」「どうやって投資に活用するの？」と感じている株式投資初心者の方も多いのではないでしょうか。実はこの指標、相場全体の動きをつかむのにとても役立つものなんですよね。

この記事では、騰落レシオの基本から活用法、そして現在の相場に応じた投資戦略まで、詳しく解説していきます。初心者の方でもわかりやすい内容を心がけていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

まず、騰落レシオについて簡単に説明しますね。

騰落レシオというのは、市場全体で値上がりした銘柄数と値下がりした銘柄数の比率を表す指標なんですよね。個別銘柄の動きを見るものではなく、日経平均株価やTOPIXといった市場全体の動きを把握するために使われるんです。

騰落レシオ（％）＝（値上がり銘柄数 ÷ 値下がり銘柄数）× 100

たとえば、値上がり銘柄が100で値下がり銘柄が50だった場合、騰落レシオは200％になります。このように数字が高ければ「市場全体が買われ過ぎ」、低ければ「売られ過ぎ」という判断ができるわけです。

騰落レシオが役立つ場面は主に3つあります。

騰落レシオが120％以上になると、全体的に株が買われ過ぎていると判断できます。こういうときは、一旦調整が入る可能性が高いんですよね。

たとえば、70％以下に下がると、売られ過ぎのサインとされます。このタイミングで買いを狙えば、その後の反発に乗りやすくなるというわけです。

スイングトレードや中期投資では、「いつエントリーするか」が大事ですよね。騰落レシオを見て過熱感や反発の兆しを把握すれば、より効率的な取引ができるようになるんです。

騰落レシオには一般的な目安があるので、それを基に判断するといいですよ。

現在は上昇相場が続いていますが、騰落レシオが120％を大きく超えている状態です。つまり、全体的に買われ過ぎで、少し調整が入りそうなタイミングなんですよね。

こういう状況では、次の戦略がおすすめです。

騰落レシオが高止まりしているときは、一旦株価が下がる可能性があります。そのタイミングを見計らって、底値で買う準備をしておくのがいいというわけです。

今、銀行株が注目されているのをご存じですか？特に銀行株は、配当利回りが高い銘柄が多いので、高配当株を探している方にはピッタリなんですよね。

銀行株の魅力はこれだけじゃありません。たとえば、金利が上昇すると銀行の収益が増えるので、株価が上がりやすくなるという特徴もあるんです。これって、一石二鳥の投資先と言えるわけですね。

ただし、騰落レシオだけに頼るのは危険な場合もあります。いくつか注意しておきたいポイントがあります。

他の指標と組み合わせる
騰落レシオは市場全体の動向を把握するには便利ですが、個別銘柄の売買判断には向いていないんです。たとえば、RSIや移動平均線といった他の指標と併用するのがおすすめです。
短期的な異常値に注意
騰落レシオは、特定の日の極端な値動きに影響を受けることがあります。過去のデータを見比べて、冷静に判断するのが大切というわけです。