空売り

②投資の考え方

「カラ売り」って知っていますか?

私は以前は、「カラ売り」と言うものに良い印象を持っていませんでした。

強者が市場を操作して弱者からお金を奪い取っている、と言うイメージがあったからなんですよね。

ところが、、ある人からカラ売りの説明を聞いて、印象が変わったことを最近思い出しました。

カラ売りっていうと単純にいえば、最初に高い価格で売って、安くなってから買い戻すと言う方法です。

株を持っていないのに、どうやって”売り”から入るのかと言うと、「借りる」んです。

A社の株が50ドルだとします。
証券会社に100株借りて、すぐに売ります。

これで、5000ドル(約50万円)になります。

しばらくして、A社の株が30ドルに下落。

カラ売りをした人は、30ドルで100株を買って、証券会社に返します。

それで、差し引き2000ドル(約20万円)の利益を得るいうことです。

なんか、自分のお金は1円も使わずに20万円が一瞬で作れた感じがしませんか?

カラ売りは株価暴落の時には、かなりの儲けが出ます。

ですが、読みが違って株が値上がりすれば当然損をします。

こんな感じでマネーゲームの印象が強く、私は好きではありませんでした。

ですが、ある人にカラ売りする投資家が市場にとって貴重な存在という話を聞いたんですね。

その理由は、

株式相場が悪い時って株価が大きく下落してる時ですから、買おうとする投資家がいないですよね。

そんな相場に、最初に入ってきて市場を支えているという側面がある。

ってことです。

つまり、カラ売りをする人がいないと市場はずっと低い水準で低迷してしまいます。

だから最初に買い始めてくれるカラ売り投資家の存在はありがたい、ということです。

自分のやることが社会的に正しいかどうかって結構気になりませんか?

私は気になります。

マネーゲームのようなものは自分の利益になっても誰かの損の結果。

そう思うとあまり積極的になれないです。

でも、

社会を良くするための革新的な技術を持つ企業や、人の生活を支えるレガシー的な企業への投資はその企業を応援することであり、企業が成長すれば社会が良くなるし自分の利益にもなるといういいことづくめです。

株式投資はマネーゲームと思う人は、「投資は好きな企業の応援」や「経済の活性化」という風に思ってみてはどうでしょうか?

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。


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