グロース投資とは、売上高や利益の成長を期待して投資し、値上がり幅の利益を狙った投資方法です。
成長株の業績の伸びによる株価の上昇を利用して稼ぐということですね。
グロース投資は、低位株の時に買って上手く波に乗ることができればテンバガー(株価10倍)を達成することもできます。
グロース投資では、利益が市場予想を上回って成長していくか?が見るべき重要なポイントです。
企業のビジネスモデルの将来性や業界での位置、収益性の高さなどをチェックします。ですから、基本的にはファンダメンタル重視です。
メリット・デメリット
グロース投資のメリット・デメリットは、以下の通り挙げられます。
メリット
· 大きな利益を期待できる
· すぐ稼げる可能性がある
急成長している銘柄への投資になるため、すぐに含み益が期待できることが、グロース投資のメリットですね。
デメリット
· 高値掴みの危険性がある
· 成長株の見極めが難しい
しかし、成長し続ける銘柄を見極めることは実際には難しく、しかもその成長シナリオが崩れた場合には、気づいた時点ですぐに損切りをしなければいけません。これがデメリットです。
バリュー投資との違い
バリュー投資はグロース投資とよく比較されますよね。
グロース投資は成長株への投資。将来の企業価値と比べて株価が割安な株式に投資します。
一方、 バリュー投資は割安株への投資です。
過去の企業価値と比べて株価が割安なタイミングで投資します。
つまり、グロース投資は「企業の将来を買う投資」で、バリュー投資は「企業の過去を買う投資」と言えます。
これは好みの問題ですが、私はバリュー株への投資が好みです。
理由はリスクが少ないからです。
どちらかが優れているという正解はないので、自分に合う手法を選んでみてください。
グロース投資のやり方
グロース投資をする場合、その成長株をどう選ぶのかがポイントです。
次のような観点に基づいて、成長株を絞り込んでいきましょう。
· ROE:自己資本利益率が十分高いか
· 売上高・EPSの伸び率が十分高いか
· 市場予想を上回る決算をしているか。
それぞれのポイントを確認していきましょう。
ROE:自己資本利益率
ROE(自己資本利益率)は、株主資本の観点から企業の収益力を評価できる指標です。
目安は15%以上であること。
企業の経営状況を知る上で重要な財務分析の指標であり、ROEが高いほど稼ぐ力が高いと言えます。
売上高・EPSの伸び率
売上高やEPSが、過去5年間で順調に成長しているかがポイントです。
グロース投資では、業績が今後も引き続き成長できるが重要な観点。
市場平均や同業他社よりも優れていることをチェックしましょう。
決算が市場予想を上回っているか
市場予想を上回る決算(ポジティブサプライズ)が起きていると、投資家が反応します。結果、株価上昇の牽引力となります。
決算での上方修正の繰り返し
これが非常に重要で、株価のプレミア感をより一層引き上げることになり、株価モメンタムを生み出します。
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