こんにちは!ヒロフキンです。
「うねり取り」という株式投資の手法がある。
日本の昔の相場師が名付けた手法で、相場の波(うねり)に乗って、利益を上げようという手法。
林輝太郎さんという有名な相場師の方が強く勧めていた手法でもあるよ。
初心者でも「2分割売買」のやり方を会得すれば、半年程度で利益が上げられるようになるという謳い文句の手法。
特徴は、以下。
- 銘柄をひとつに限定する
- 毎日始値と終値をメモする。
- チャートを手書きで書く
- 逆張りで2分割売買をする
といった内容。
②、③はPCやITがまだ発達していないころの手法なので、その名残だね。
いまではチャートを見ればよい話。
なので、ポイントは①と④になる。
それぞれの内容を詳しく説明するよ。
銘柄をひとつに限定する
通常、株式投資の話になると、
「今の時流に合った良い銘柄はなんだろう?」
とスクリーニングして、10銘柄程度の株式を分けて持ったりして分散投資することが一般的なスタイルだと思う。
でも、うねり取りでは、売買する銘柄をひとつに限定する。
それも、これから大きく値上がりしそうな株や成長株ではなくて、業績が良くも悪くもない、あまり人気のない株を選ぶのがポイント。
米国株なら例えばテスラなどは非常に話題性のある企業。
でも、業績の変動も非常に大きく、CEO(イーロンマスクさんね)の振る舞いや発言などで大きく株価が上下しやすい。
通常、多くの人は、テスラみたいな人気がある株を買いがちだけど、うねり取りでは、このような人気のある株は選ばない。
人気のある銘柄は、決算で利益を多く出していても、事前のアナリストの予測値を下回っただけで株価が大きく下がったりする。
つまり上昇と下降トレンドがとても読みにくい(うねりの形が美しくない)ということで、売買対象から除かれる。
そうではなく、人気があるわけじゃないけど、株価が一定の期間で上下を繰り返すようなBOXの中で動くような、きれいなうねりのある銘柄を繰り返し売買する手法が「うねり取り」。
例えばこれは日本製鋼所と言う企業の株価推移だけど、
このように明確な上昇トレンドは無いけど一定期間でうねりを形成している銘柄が対象になるよ。
一般的にはどの銘柄が急騰しそうかということで、複数の銘柄を対象にする。
ところが、うねり取りでは、急騰しそうかどうかは選ぶ基準には無くて、とにかく銘柄をひとつだけ選んで、株が安くなった時に買い、高くなった時に売るということを繰り返し行う手法がうねり取りなのだ。
また、高くなった時は、空売りも仕掛けるので、貸借銘柄であることが条件の一つ。
貸借銘柄(たいしゃくめいがら)とは、“信用取引”の対象銘柄のうち、信用取引の買建だけでなく、売建(空売り)もできる銘柄のこと。
逆張りで2分割売買をする。
そして、チャートを毎日見て、
下げ止まったか?
上げ止まったか?
だけを考える。
下げ止まったと感じれば、資金の半分で買う
さらに、下げれば、もう半分買う
上げ止まったと感じれば、資金の半分で空売りをする
さらに、上げれば、もう半分空売りをする
というもの。
2回に分けて売買をするから、「2分割売買」と言うよ。
実際にうねり取りをやってみて
以前、この2分割売買の練習を半年ほど続けたんだけど、実は稼げなかった。。。
この理由は以下。
うねり取りは売買タイミングがはっきりと分からない稼げない
最終的にはこのうねりとりをマスターできたのだけど、
結局のところ重要なのは売買タイミングを正確に測れるかどうかの1点。
昔ながらの相場師なんかは「しばらくチャートを書いたり眺めたり、トレードを繰り返していれば、下げ止まったタイミングが分かるようになって、買いタイミングが分かるようになるよ~」
こんな風に言われていたけど、この感覚は職人芸で万人が身に付けられるものじゃないというのが私の結論。
分からないながらも、「下げ止まったかな」と思って、買うと、すぐに株が下がったりする。
買いのタイミングを間違えると基本は逆張りの2分割で買うというルールなので、
5%程度下がったら、さらに、株を買い増すことになる。
でも、さらにそこから5%程度下がると、
10%下がることになって、損切ラインに抵触して決済。
結局下落から上昇への転換点を見極められない限りは、失敗に終わるんだよね。
私が安定して利益が出せるようになったのは、日本の昔からのうねり取りという手法にアメリカ流のトレード手法を混ぜた手法に変えてから。
トレンドフォローとは?
現在、アメリカで主流となっている手法はトレンドフォロー型売買と言われている。
トレンドが発生したと思われる段階で買って、上昇トレンドが続いている間は保持する。
買いのルール
有名なルールとしては、以下の3つがある。
・過去20日間の高値を超えてきたら、買う。
・成長株で高値を更新したら、買う。
・20日間移動平均線を超えてきたら、買う。
買いの基準が明確だよね。
このようにシンプルな基準でトレードすることが大切。
順張りすべきか、逆張りすべきか?
昔から株でもうけた人は圧倒的に逆張りが多かったらしい。
つまり、相場が下がった時に株を買って、入るということ。
トレンドの逆に相場を張るということで、逆張りと呼ぶんだよね。
逆張りは確かに、うまく行けば、利益は増えるのだけど、下げ止まらずに、どんどん下がり続ける可能性もある。
また、トレンドフォロー型売買では、トレンドが発生した(もしくは、発生しそう)な時に株を購入しますので、基本的には、上昇トレンドで株を買っていく。
もちろん、上達をして、下げ止まりが分かるようになれば、逆張りで大きく利益を上げられるようになるけど、初心者のうちは、損益が膨らむ可能性が高い。
順張りは逆張りで成功した場合に比べて、利益は減る。
でも、逆張りで株が下がった場合は、損切をすることになるので精神的にもきつい。
順張りはトレンドが上昇に変わったときに買うので、それだけリスクは減り、初心者にも安心でおススメのトレード手法だ。
そして、上昇トレンドをチャートで明確に判断できるやり方がある。
安値で買って、高値で売る。
それが誰でもできれば苦労しないよって思うかもしれないけど、
数週間から数か月の単位であれば非常に高い確率で上昇・下降トレンドを見極められる方法がある。
さらに、そのルールに従って売買を繰り返していけば、変動感覚が身について、
利益を積み重ねていけば、売買した時の感情もコントロールできるようになるので、より勝率が高くなっていくよ。
うねり取りは利益率が低い?
これから株価が大きく上がるようなトレンド銘柄を探して、売買するやりかたに比べると、うねり取りは利益率が低い、と思うかもしれないけれど、そんなことはない。
中期的に考えれば分かりやすいのだけど、
急騰銘柄狙いはそんなに勝率が高いものじゃない。
一時的に50%とか100%の利益率を出せたとしても、毎年、安定的に50~100%の利益出せる人は世の中にほとんどいない。
世界一の投資家と言われるウォーレン・バフェット氏の利回りが20%ということからもわかると思う。
うねりとりの手法でも天井で売って、底で買い、また、天井で売り抜けるといったことは不可能。
でも、うねりの半分~80%くらいを狙うことで、非常に大きな利益を取ることができる。
もちろん、いつも、そんなにうまく行くわけではないけれど、私は現在は7割の勝率で勝てるようになっている。
うねり取りでも十分な利益が取れる可能性はあることは分かってもらえると思う。
初心者にでも安心してできるトレード手法とは?
それでは、日本古来のうねり取りとアメリカ流のトレンドフォロー型売買のいい点を取り入れた売買手法とは、どのようなものか??
「うねり取り投資術」としてノウハウを以下にまとめたのでぜひ立ち寄ってほしい。
うねり取り底値買いトレードの手法を教えます 「底値で買って、高値で売る」と言うシンプルな手法です!
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