P&G(プロクター・アンド・ギャンブル)の銘柄分析。
ポイントは以下。
・世界最大の一般消費財企業であり、非常に強いビジネスモデルを持っている
・強力なブランドを数多く抱えており、同分野で支配者的な競争優位性を持っている
・非常に不況に強く、なんと65年増配しており、株主還元性が非常に高い
このように、安心して長期保有できる銘柄と言える。
P&Gってどんな企業?
P&Gという会社の名前は聞いたことがあるんじゃないかと思う。
我々の生活にはなくてはならない消費財のメーカーだね。どんな商品を販売しているかと言うと、
これ全てP&Gの製品
Procter & Gamble Company(P&G)ティッカー:PGは、1837年にウィリアム・プロクターとジェームズ・ギャンブルによって設立された企業。
創業と同時に石鹸のトップメーカーとなり,第2次世界大戦後は家庭用合成洗剤の生産を開始した。
1955年には食品メーカーの W. T.ヤング・フーズ、63年にはコーヒー会社の J. A.フォルガーを買収して事業の多角化を積極的に進め、日用品を次々と手がけて成長を続けてきた企業だ。
日本では、1972年に合弁企業を設立して進出。
1982年には兵庫県に主力製品のパンパースなど紙製品の工場を設置しているね!
P&Gの株価推移
まずは長期的に見てみよう。
ほんとこれだけでもいかに優良企業ってことがわかる。
リーマンショック後からは、より高い上昇率を示してる。
1968年以降から現在までで約95倍!
直近数年間の株価推移はどうか
コロナショック後も株価は堅調だったけど、年初からはインフレ、利上げ、戦争の要素で下落。
とはいえ、PGは生活必需品セクター。
景気が悪くなっても人の生活に密着しているモノを扱っているので、不況に強い傾向にある。
また、配当性が高いのも特徴。
ボラリティが低く、ディフェンシブなセクターと言えるね!
実際、S&P500のETFのVOOと比較すると、年初からの下落相場の成績はずっと良いよ。
こんな感じだね。
P&Gの業績は?
利益率は18%を超えててい、とても優秀だね。
これだけでかなりの優良企業とわかる。
利益率の低いブランド・製品を売却するなどして、経営のスリム化を常に行っているためだね。
例えば、2015年には40を超えるビューティブランドを化粧品メーカーのCoty(コティ)に売却している。
営業利益率は20%前後で推移している。2019年は大幅に悪化しているが、これは男性用ひげそりブランドであるGilletteについて、ブランド価値を低く見積もりなおして減損処理したことによる影響なので、一時的な要因だ。
その証拠に2020年からは売上高・純利益とも市場予想を上回り、好調に推移していることが分かると思う。
キャッシュフロー
営業キャッシュフローは低い傾きながらも堅調。
売上からどれだけ現金を稼いでいるかを示す指標である、営業キャッシュフローマージン(営業CF/収益)は2018年以降20%を超えてで安定的に推移している・・・!
EPS
お次はEPS。
これは1株当たりの当期純利益」。
当期純利益は、その期間中の売り上げからすべての費用を引いて残った、
「最終利益」
のことね。
このように、右肩上がりで文句なし!(2019年はさっき言ったように例外ね)
自社株買い状況
株主を大事にする会社と言うのは、
一度発行した株式を自社で買い戻して流通する株式量を減らすということをするよ。
PGはどうかというと、ご覧のように、文句なし。
青の棒が市場に流通するPGの株式の数。
赤棒がその年にPGが自社株買をして、市場流通量を減らした数だよ。
このようにほぼ毎年自社株買いをしているってことだね。
素晴らしいの一言。
配当性
P&Gの魅力は何といってもその配当性の高さ!
配当金はこの10年間で2倍以上!
1957年以降連続増配となっていて、なんとなんと、65年連続増配を達成している!
これは米国株(アメリカ株)のなかでも、3位タイの記録だ。
増配率でみても、2016年までは下降していたが、その後上昇に転じているよ。
まとめ
- 世界最大の一般消費財企業であり、非常に強いビジネスモデルを持っている
- 強力なブランドを数多く抱えており、同分野で支配者的な競争優位性を持っている
- 非常に不況に強く、なんと65年増配しており、株主還元性が非常に高い
今後の米国経済インフレ対応で一時的には停滞する可能性もる中、P&Gは長期投資先として、かなりおすすめできる銘柄と言える。
特に、景気後退時に強い生活必需品セクターの中でも以下のようにかなりオーバーパフォーム。
5年間の比較だ。
今回はPGの紹介をしてみた。
他にも長期間安心して持てる高配当銘柄は多くあるが、
優良な高配当銘柄とは、
・配当利回りが高い
・業績が順調に伸びていて値上がり益も狙える
・長期的に配当金が増えていく傾向にある
・ビジネスモデルが強く、業績が安定している
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