スリーエム(MMM)が長期保有にお勧めの銘柄であるその理由

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HIRO
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どうもHIROだ。

今回は化学・素材メーカーから長期保有向けの銘柄解説だ。

配当利回りは3.3%。非常にビジネスモデルが強くて、長期的に安心して持っていられる銘柄だ。

400期連続で配当金を株主に支払っている超優秀な有配当企業だ!

この記事のキーポイント!
✓ コカ・コーラは60年連続増配。
✓ この配当支払いは、2022 年のフリー キャッシュ フローのほぼすべてを占めるほどの配当性の高い銘柄!

  • 『高配当株投資したいけど、どの銘柄を買えばいいのか分からない・・・。』
  • 『長期的に資産を倍増してくれる株はどれなんだろ・・・?』

そういった悩みを解決する記事だ。

今日は長期保有向けの米国株の一つをお勧めするぞ!

買ったら売らない、Buy&Holdだ。

10年、20年後にいつのまにかあなたの資産を大きく増やしてくれるだろう。

銘柄は3M:ティッカーシンボル(MMM)だ!

我々のとても身近な商品を作ってる会社だ。例えばポストイットとかな!

最初に株価推移を見てみよう。

S&P500のETF株との比較だ。

SP500は米国市場で優秀な株を集めた平均線ね。

配当利回りで調整済みの株価だけど、正直冴えない。

完全にS&Pをアンダーパフォームをしている。

しかしながら長期で保有すべき理由がある!

3Mとはどんな企業か?

スリーエムは1902年に創業された化学・素材メーカーでコングロマリット大手だ。

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色んな事業を幅広く行っている企業ってことだ.

3Mは、5人のビジネスマンが砥石(といし)車(工作物の研削加工に用いられる砥石の一種)用の鉱床の採掘から始め、サンドペーパー商品の製造販売を始めた。
100年後の現在、3Mは世界的イノベーション複合企業に進化しているぞ!

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3Mは何千という商品を生産し、多くの市場をリードしている。

産業向けには接着剤、テープ、研磨剤など。

ヘルスケア向けに外科用品、感染症予防用品、 健康情報システム。

輸送機・電子機器メーカーの顧客に、ディスプレイ材料・システムを提供するなど、多様な事業を展開している。

経営上のモデルとされることが多くて、米国内でも超優良製造業として認識されている。

損益状況

売り上げ、純利益、利益率も安定してる。

製造業は原価がかかるので利益率は低いものだけど、驚異的な高さを保っていると言える。

2022年度の第三四半期ではなんと利益率44.7%だ。

キャッシュフロー

企業の血液である資金はどうか?

非常に安定しているね。投資も怠っていないし。

優秀!

EPS(一株当たり利益率)

大きく増えてはいないもの、安定しているので問題なし。

EPSが増えていなくても、次に説明するビジネスモデルの強さがあればヨシなんだよ。

業界の支配的企業であるその理由

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長期保有するためにはまず、企業が業界の支配者的存在でないといけない!

3Mは非常に多くの市場で事業をおこなっているので、3Mが支配している「業界」を1つに特定することは実はちょっと難しい・・・。

しかし、

世界中の国の家庭の台所シンクには3Mのスコッチブライトナイロンたわしが置かれている。


オフィスや自宅のデスクには、3Mのポスト・イットが置いてあるだろう?


これらは3Mのよく知られた商品で、目立たない商品ではあるがそれぞれの市場を支配しているんだ。

3Mが事業を展開している多様な業界を見てみよう。
最近の年次報告では、3Mには以下のような業界からの売上がある。

こんな感じでかなり幅広く事業は展開しているが、コカ・コーラとか、P&Gのシャンプーみたいな商品ではないので気付きにくいものの、我々の生活に無くてはならないものを作ってくれている。

例えば、

防寒着には、保温のために3Mが開発して特許を持っている素材が多く使われている。
液晶テレビやTVでは、3Mの光学電子ディスプレーフィルムが使われているし、
ケガをしたら、3Mの防水ばんそうこうが水や細菌を防いでくれる。

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100円均一の絆創膏とは比べ物にならない通気性と密着性で早くけがを治してくれるぞ!

3Mは素晴らしいイノベーション企業

投資は世の中を良くするための革新的な技術の発明や商品を開発している企業を対象にしないといけない。

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そういった企業が株価を成長させて、結果キミの資産を増やしてくれるからだ

3Mはイノベーションに重点を置いている企業であることを説明しよう!

3Mの事業は、研究開発部門が中心だ。

新しいテクノロジーの研究がおこなわれ、多くの利益を生む製品が創造されている。


3Mの競争上の優位性は、このようなイノベーションと発明の文化のプロセスにある。

この発明文化は当然特許に繋がる!これによって他の企業から3Mは自身を守っている。

研究・開発費は、年間で常に1,000億円以上


従業員は、創造とイノベーションを期待されていて、投資をした結果その研究が失敗でも大歓迎だと言う文化らしい。

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私も技術者の端くれだが、本当に素晴らしい企業風土だと思う

因みにポスト・イットは新製品開発の試みが失敗した結果、生まれたものだ。

研究者は強力瞬間接着剤を作ろうとしていたんだが、うまくくっつかなかった。
その「失敗」が、今や年間1,000億円の収益をもたらしている。付箋紙の市場を支配しているのだ!

密造酒作りが推奨されている?!

3Mは、従業員に対し、持ち時間の15%を自分の興味のあることに充てることを求めているんだ。
「ブートレッギング(密造酒作り)」として知られているこの15%ルールは、大きな成功を生み出してきた。

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3Mは、自身の優位性が発明と特許にあることを知っている。

たとえば3Mは、新しい最先端のR&D研究施設を2015年に開設して多くの研究者が最先端の環境でイノベーションを行っている。

このような研究者が、世の中の課題を解決する新たな技術や商品を提案することで、売上増やし、その結果株価を押し上げていくというわけだ!

この、常にイノベーションを重視する姿勢が他社の追従を許さない3Mの絶対的な強みと言える!
直近一年では約30%のリターンを残している。

自社株買い状況

御覧のように自社株を継続的に行って、発行済み株式数を減らしている。

高い株主還元性を持った企業と言える。

60年以上増配している配当王!

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さて、配当金だけれど、3Mは400期連続で配当金を株主に支払っている超優秀な有配当企業だ!

更に60年以上も配当金を引き上げている!

直近5年で見ても、配当金、利回りは非常に安定していて、株主還元性の高い企業であることは明白。

長期保有する銘柄はこの株主還元性が非常に重要だ。

そして、配当金を再投資することが、長期的な資産形成に必須!

まとめ

  • 3Mは隠れた業界の支配者的企業だ
  • ここ数年は株価が下落トレンドだが、キャッシュフローは安定している。
  • 売上の5%から6%という研究開発費の伝統的に高い比率が、3Mを幅広い高い技術力を持つ企業として発展させていく。投資対象として最も重要なイノベーション性を持っている!
  • 400期連続配当、60年連続増配という配当のリーディングカンパニーだ。配当金の再投資と言うサイクルによって長期保有に適している!
  • 3Mは最近の株価はさえないのは事実だ。しかし永続的な企業であることは間違いなくこの株が10年、20年先も存続して私たちに富を授けてくれる、資産形成のベースになる銘柄なる!

HIRO
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最後まで読んでくれてありがとう!

高配当投資は万人に勧められるリスクの少ない投資方法。

そこで優良な銘柄を知っておけばより資産を増やす時間を短くできる。

そのために今後の社会動向や、業界の動向を元に分析された質の高い情報収集が不可欠になってくる。

その情報源を紹介するぞ。

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