一昔前は投資はギャンブル、貯金こそが正義といった風潮だった。
でも最近では、貯金ばかりするのではなくて、お金を運用することで安定的に増やしていく資産づくりの大切さが広く認識されてきたように思う。
運用の仕方は株式や債券、不動産などいろいろがあるが、
「現金を投資に回していくこと」が重要ってことだ。
あまり資産運用や投資をしてこなかった人はそういったニュースや記事を見て、
- 「そろそろ自分も資産運用や投資をしないとな・・・」
- 「今以上にお金を貯めなきゃいけないな・・・」
このように思っている人に向けた記事になる。
この記事を書いているワタシはサラリーマン投資家で米国株投資歴7年目。
ポートフォリオの8割を鉄壁の高配当の長期保有銘柄で固めつつ、ネクストブーム株を2割持って利回りをUP。
資産は2022年末で大体5400万円ほど。
貯金してもお金は増えない。むしろ減る!
お金を貯めること自体は、将来に向けた備えという意味でも、とても大切なことだ。
ただ、貯金してても、今日の日本においては、ほとんど金利がつかない。。
2020年に全国87の地方銀行・第二地方銀行が定期預金の金利を0.002%へ一斉に引き下げた。
これじゃほとんどゼロと変わらない。。まぁ引き下げ前も0.01%でほとんど増えてはいなかったけどな。
したがって、資産運用という意味では預貯金に一切の意味はないぞ。
今後はインフレが進むので貯金してると余計に損
そればかりか、いまの日本銀行の金融政策は、物価を長期的に上昇させるインフレーション(インフレ)だ。
基本的に健全な成長経済では年数%インフレすることが正しい。
しかし、資産を全部預貯金していたら物の価値は上がっても貯金額は変わらないから預貯金の価値は目減りしていくことになる。
世界の多くの国では、ゆっくりとしたインフレを目指している。
経済が成長すれば、物価も上がるのが正しい姿だからだな。
物価が上昇していくということは、ある年では100円で買えたモノが、5年後には120円出さないと買えなくなるってこと。
これがインフレ。
お金の価値が下がっていくのだから、まさにお金が「消えていく」といった感じだ。
ここ20年でみると、ほとんど消費者物価指数は上昇していないから、お金の価値は保たれていたってこと。
つまり、お金が「消えなかった」ということだ。
給料が上がっていなくてもほぼ変わらず生活ができていたのはこれが理由。
実際には税金増えてるから実感としては生活が厳しくなってるけどな・・・。
しかし、今後は消費者物価指数が上がっていく見込み。
なぜなら、現在は日本銀行が消費者物価指数の前年比2%(インフレ率2%)上昇を目指して異次元緩和を続けているためだ。
つまり、お金の価値がだんだんと下がっていく社会になるということだ!
2%ってことは、それまで100円で買えたモノが、1年後には102円ということ。
これってよく考えてみると、毎年2%増税しているのと同じことだ。
消費税10%で大騒ぎしているが、それに加えて毎年徐々に同じものを買うのに必要なお金が増えてきているってことだ。。
2%の物価上昇が続いたら?
「2%?大したことないんじゃ?」
って思うかもだが、ずっと続くとなると影響はとても大きい。
上のグラフで分かるように、2%の物価上昇が35年間続くとすると、物価が2倍になる。
つまり、お金の価値が半分になってしまうってことだ・・・。
日本の借金問題があるのでインフレは進んでいく可能性が高い
インフレを目指す理由はさっき言ったように経済の正常な姿だからってこともあるけど、もう一つ日本が抱える借金の問題がある。
日本の借金は1000兆円を超えると言われるが、インフレ率2%を続けていけば、グラフのようにお金の価値が下がっていく。
その結果、借金の額面が1000兆円のままでも、借金の価値をどんどん減らせることができるというわけだ。
経済が成長している前提ならインフレが進んでも構わない。
しかし日本のように経済が停滞していて、税金まで増えている状態でインフレまで引き起こされては貧しい人ほど受ける影響が大きい。。
上のグラフで分かるように、こうして、預金でもよかった時代は終わって、むしろ現金を持っていると資産が減っていく世の中になっていくということだ。
インフレの時に強い資産は?
このようなインフレの状況に強い資産の代表は株式や不動産だ。
株式の場合は、物価の上昇を通じて、企業の収益が上昇する。企業の収益が上昇すれば、株価もそれを反映して上昇していく。
また、不動産の場合は、物価が上昇するということは、家賃も上昇していく。
そうすると家賃収入が物価上昇に見合って増えていくことになる。
日本でも将来的に株式や不動産の資産を持っている人とそうでない人とではとても大きな格差が生まれていくだろう。
だからこそ、私は、資産運用、投資を始めた。
もちろん一口に投資といっても、株式で運用するのか、不動産を始めるのか、債券で運用するのか、そのスタイルは人それぞれ。
その中で、私は米国株式投資、それも基本的に「買ったら放ったらかし」の「バイ&ホールド」を実践しているぞ。
そのために10年・20年後もその分野をリードしているであろう永続的な企業銘柄を選ぶことが大切だ。
最後まで読んでくれてありがとう!
この記事が役に立つと嬉しい。
あなたが世界で一番幸せになりますように。
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